塚本こなみ

アニメキャラっぽい名前だけど実在の人物。声優でもない。樹木医、平たく言うと木のお医者さんである。
NHKの某番組でこの人の仕事ぶりが取り上げられていたのだけど、これが中々すごかった。
「木なんて勝手に生えて勝手に枯れるものだから治療だの管理だのおこがましい」というのは無知からくる考えで
世の中には例えば神社のご神木だとか、観光の名所だとかで、枯れては困る木や毎年満開の花をつけてもらわねば困る木というのが存在するわけで
その木のためなら大金積んででもお願いしたい、ということになる。
再開発のため、歴史ある木を遠い地へ無事移植してほしいという依頼もあった。
こうなると「家栽の人」というよりはもう「ブラック・ジャック」のイメージだ。
当人は宮本信子似の雰囲気のおばちゃんであるが、やはり普通のおばちゃんにはない目の輝きがあって、魅力的だった。
そして何よりその仕事の様子がダイナミックで、たいへんテレビ映えしていた。