ミンストに対する不満とかね

アルティマニア購入後の九周目、時限式のイベントはほぼ全部こなしたところ。イベントの縛りからようやく放たれて、これから好きにやるかぁ…というところだけど、ちょっと不満が溜まっている。
 
ミンストの悪いところは手短に言って「キャラクターがいきなり強くなりすぎる」ところだと思う。
最初のターンのBPが(不意打ち込みで)12になると、帝国学術士の免許を取って、ギャラクシィで雑魚一掃。同じことを全員でやる。ラストまでそれが続く。やっぱRPGとしては異常じゃないのか、これって。
 
2周目くらいまではギャラクシィを知らなかったからひぃひぃ言いながらブレードロールとか円舞剣とかで頑張ってて、払車剣閃いたらおいこれ強すぎなんて言って、きつかったけどそれはそれで面白かった。だんだん強くなる感覚ってのがちゃんとあったから。でも、ギャラクシィあったらもう武器使ってられなくなる。とりあえず雑魚戦では必要ないのだ、武器は。
 
雑魚戦が面白くないっていうのは、RPGとして酷く損してるはずだ。それは、言い換えればキャラクターが成長してる実感が薄いってことで、極端なことを言えば自分がゲームに介在している実感が薄いのだ。これは持論だけど、RPGの戦闘においては、少ない成長で戦闘結果が劇的に変わるものほど、そしてそういうサプライズを多く与えられるものほど、そのRPGの戦闘は面白いものだと言うことができると思っている。そういう視点で見るとミンストの戦闘の大部分は、成長が不連続的で一気に行われるがゆえに、つまらない。(ことわっておくけど、特定の状況では手に汗握る戦闘が出来ることもある)
 
どっちかっていうと、ミンストってコレクター向けのゲームなんじゃないか?と思う。アイテムをコンプリートしたり、技をコンプリートしたり、イベントをコンプリートしたりするのだ。コレクターというのは収集行為そのものに悦びを感じるわけで、そのコレクションのひとつひとつが別段役に立っていなくてもいいものである。そういう目でミンストを見ると、武器が15系統と多彩な割にどれも性能が似たり寄ったりだったり、技も一部の大技以外は似たり寄ったりだったりするのにも納得ができる。イベントだけは多くこなした方がパーティの戦力にはなるのだが、しかしイベントを漏れなくこなして積み上げた10000ジュエルの山を眼前にしても、使い道がわからないのである。ギャラクシィもしくは合成生命波動もしくは合成癒しの水をしていれば多くの場合事足りるのだ。いったい何につぎ込めば良いのやら…
 
サガシリーズのヘビーユーザーを自称する者としては、デスもシェラハも真サルーインもこれから超えなくてはいけない壁なのだが、別に三柱神を倒すために今遊んでいるわけではないし、なんというか、そこへ至るまでの過程と壁を超えたあとの続きをどう描いて行くかみたいなことを考えながら遊んでいる次第。