主要5人の声優入れ替えについて

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2004112101002543

マジっぽいです。
正直、ドラえもんを続ける限りは声優さんたちにも引退するまで続けてほしかったんですが(サザエさんのように)。
多かれ少なかれ、この件が話題を集めるのは間違いなくて、実際の入れ替えの際には誰を持ってきたって最初は「やっぱり前の方が良かった…」と言われるのも間違いない。
ただ、長いスパンで見ればやっぱりドラえもんメンバーに加われるというのはものすごい財産だと思うので、やってみたい人は多いでしょうけども、その長いスパンってのがどのくらいなのかな、っていう。1、2年で人気低迷、打ち切り、新しい声も定着しないまま、っていうシナリオが一番見たくないですね。
 
 
このblogで主張したいのは、声優さんが声を当てるっていう仕事は、世間一般で思われている以上にクリエイティブな仕事だということ。台本があって、絵があって、そこに声優さんは声を当てるわけだけども、たとえセリフが与えられていても、それをどう当てるか、というところには物凄い自由度がある。だからこそそこに創作性だとか、声優自体の作家性が生まれるてくるわけですけども。
 
次のドラえもんを選んだ。さあ、アフレコをやるぞ、というときに、果たして、監督はどう指示を出したらいいのか。「あなたの創作性に任せますから自由にやっていいよ」と指示を出すのか、「あなたドラえもんのことよく知ってるでしょ。あのイメージ大切にしてね」と指示を出すのか。はたまたそれの折衝点なのか。どれにしたって苦しい選択なのは間違いありません。声優の方も苦しい。ただひとつだけ確かなのは「ドラえもんの物まねをやってね」とだけは言わないでほしいということ。物まねは、クリカンさんにやらせておけば良い。声優という仕事は、前も言ったように「クリエイティブな仕事」だということを忘れてほしくはありません。
 
とは言え、25年かけて今の声優さんたちが培ってきた、ドラえもんのび太の性格、人格、行動原理、そういうものは純然としてあるわけです。ただ鳥猫としては、次の声優さんたちにはそういうものは「原作だ」と捉えるくらいにしてほしい。つまりアニメに対する漫画その他のように扱ってほしい。自分がそういったものを可能な限り取り入れたその上で、自分なりの解釈や、自分なりの世界観というものを広げていってほしいと思います。ドラえもんというキャラクターにとっても、声優さんたちにとっても、それが一番ベストな答えじゃないでしょうか。
 
具体的に、次のドラえもんは誰が良いということはこのblogではやりません。楽しみに発表を待ちたいと思います。

(修正)
のぶ代さんは初代じゃなかったそうなので、そのところを修正しました。