新作プリキュア

少なく見積もっても日本中で数百万人規模の視聴者が「はあ?」と首を傾げたであろう、新作「ふたりはプリキュアsplash star」。
 
なぎさとほのかは先週の放送をもって確かに降板したわけですが、新しく登板したヒロインと言えばヘアースタイル・容姿から、新コスチューム、新マスコット、新変身アイテム、新OPEDの曲調、敵方のネーミングセンス、その他もろもろが「前作から変わった気がしない」、というか「変えた意義が感じられない」。ここまで来ると新しくキャストを入れ替えたこと自体不自然に思えてくるから可笑しい。(別にゆかなを出してくれと言ってるわけではありませんよ)
 
声優blogなので声優についても書いておきますが、やはり新しいキャストにも「前作見たでしょ?あれ踏まえて演技してね」的なことを言っている匂いがぷんぷんしてしょうがありません。特にメップルとなぎさ。そこまでやるんだったら変えなくていいじゃん。と。(別に本名陽子を出してくれと言ってるわけではないですよ)
 
邪推すればこれは「何が当たったのか分からないから、とりあえず名義とキャスト以外は何も変えないでおこう」みたいな、ある種のゲン担ぎなのかもしれませんが、「それにしてもこれはないだろう」と多くの人は思ったはず。
 
ここで改めて注目すべきは、プリキュアの前にやっている「戦隊モノ」および「ライダー」です。プリキュアとは「東映バンダイ」という共通点を持つこれらのシリーズも、毎年マイナーチェンジを繰り返していますが、視聴者は誰もそれを咎めたりせず、積極的にそれを楽しんでいます。プリキュアもそうなれる可能性があったのに、そのさじ加減を間違えたなという印象が拭えません。
 
(といっても、サガシリーズを特に敬愛する一人として「前作から変えすぎて顰蹙を買う」という状況が見たかっただけかもしれませんね)
 
まあ、逆に言えばそれだけ「ライダー」や「戦隊モノ」のフォーマットが強い、とも言えます。そしてそれが一朝一夕にできたものではないのも確かです。
 
結論…
 
    プリキュアも30年やればいいじゃん??