総評〜チーム賞〜

チーム賞の「格闘美神 武龍」は中でもとりわけナニワ女子プロレスの面々の結束が素晴らしかった。ユンボナニワ役の山口眞弓さん、ラッキー下田役の浅川悠さん、めぐみ役の水田わさびさん、社長役の上田陽司さんとこの四人でもって女子プロレスラーを表現してるわけです。この四人じゃないとダメなんだっていう、その必然性が決め手になりました。
 
他には、女性キャラクターたちのセリフをテンポよく繋げて連帯感を演出した「極上生徒会」、緻密な効果音、BGMと合わせて楽しみたい「ぱにぽにだっしゅ!」、キャストを極限まで絞ることで独特の閉鎖空間を生み出した「苺ましまろ」、10年前のキャストながら意外と古さを感じさせなかった「ああっ女神さまっ」、オーバーヒート状態の声優たちのかけあいを楽しむ「撲殺天使ドクロちゃん」、声の太いベテランをふんだんに使って、ギャンブルの本質を重厚に描いた「アカギ」、見知らぬキャスト陣の醸し出す雰囲気が、レトロだけども決して古臭くない「プレイボール」、毎回のゲストのイカレっぷりが、作品に深みを与えていた「スピードグラファー」などなど。
 
この一年、本当に色んなアニメを見ました……
 
来年も充実したアニメライフを送れることを願いつつ「独断と偏見で選ぶ声優オブジイヤー2005」終了します。寝ます。