最強伝説黒沢2〜7巻

続きが気になってしょうがないのでネカフェ行って読んだんだけど…2巻からぜんぜん違う話じゃないか(^^;
 
最低3巻は読まないといけないですね。1巻だけ読んで、もうすっかり「中年黒沢の駄目さ加減を描いて描いて描きまくる漫画」だと思ってたからなぁ。
 
自ら望まないケンカに巻き込まれながら、連勝を続ける黒沢。もし、自分が黒沢のそばに居たとしても、彼は強く見えただろう。だけど、彼のモノローグを紙面を通して聞いていると、とてもそんな男には思えない。
 
彼がケンカへ向かうときはいつでも、うろたえ怯え、できることならこのケンカを避けたいと、心から願う。相手と対峙しても尚、今にもここから逃げ出したいという考えに駆られ、いよいよそれが叶わないと察すると、覚悟とも自暴自棄ともつかぬ境地で、相手へと突進して行く…
 
考えてることはかっこ悪い。でも勝っちゃう。尊敬のまなざしを向けられたり、乱暴者扱いされたり、畏怖の対象にされたりする。でも本人に全くそのつもりはない…。その内面と外ヅラのギャップに、黒沢自身も頭を悩ませていて、そういう意味では彼の孤独な人生はまだまだ続いているのだけども、すでに1巻の頃のような悲壮感はなく、気楽に笑い飛ばせる漫画になっています。以下続刊。
 
黒沢のことをちょっとだけ慕ってるバカキャラの浅井君が、いいヤツなんだなぁ。…キャハ。(←彼の口癖)