ガラスの仮面

急転直下、姫川亜弓と初めて同じ舞台に立つことになったマヤ。しかし稽古はおろかセリフを覚える時間すら与えられず、その上、目を通していた台本すら正規の物と摩り替わっていた!!最大のピンチをマヤは一体どう乗り切るのか…
 
というのは後半の流れで、前半パートのテーマは「お母さんと芝居とどっちが大事?」。かつて、「女優になりたければ親のことは忘れなさい」と言った月影先生が、マヤのお母さんから送られてきた小包を勝手に燃やしてしまったことは記憶に新しい。しかし本当にそこまでする必要あんの?という疑問には作品はいまだ答えてくれていません。月影先生の言葉が、作品の本心かどうか自分にはわからない。ちょっとそこは見守りたいんだよね。お母さんとマヤは再会できるのかどうか…。自分としては、別に母親と会うくらいいいんじゃないかなぁと思いますけど。
 
それから、真島君はとっととキャシーことマヤのことを諦めてしまったようだけど、まぁ真島君の気持ちはよくわかるんです。役者に惚れるってのは往々にしてそういうことだと思う。
 
最初は役に惚れる。
次にそれを演じて見せる役者に惚れる。
そしてそれを可能にする役者の才能に惚れる。
 
難しい話のようで、書いてみればシンプルなことですね。役と役者を同一視するな、混同するなというのは、半分は合ってますけど、半分は合ってないね。 
ということで。役者オタの端くれの、声優オタを理解してもらえれば幸いです。