河津氏のインタビュー読んだ

泣ける内容になってます。てこれ読んで泣くのはちょっと特殊な人ですけど…。
 
ちょっと抜粋。(マルシー・ファミ通


──『サガ』シリーズは、その独特な世界観やシステムが特徴的ですよね。今回の『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』は何を考えて作られました?
 
河津『アンリミテッド:サガ』では、ちょっと目新しいことをやりすぎたかなと思ってました(笑)。新しいことをやると、仕上げをよくするとか、手触り感をよくするとか、そういうところにまで手が回りづらいんですよ。正直、ユーザーの皆さんを戸惑わせた部分もあると思っています。だから、今回はきちんと伝えたい物が伝わるようにしたいなと。こちらの意図を理解してもらえるように作らないと意味がないとスタッフ全員で反省して、1回はクリアーしてもらえるように作りました。そのあとどれだけ遊んでもらえるかは、その人にどれだけ満足してもらえたかによるので。当たり前のことを当たり前にやっただけですね。

 
…泣き崩れる。氏の作るゲームはいつも攻撃的でした。ユーザーに対する挑戦状でした。僕はそんな氏の姿勢が大好きでした。その氏が、氏が、とうとうユーザーに屈してしまうとは、、うあぁぁぁぁぁん!!!
まぁミンストレルソングやっててもそういう部分はちらちらと見え隠れはしていましたがね、本人の口からハッキリ言われるとさながら玉音放送のようなのですよ。って本当にアレだね自分は。
 
氏のインタビューはまだ続きます。また抜粋。(マルシー・ファミ通
 

──ゲーム制作のプロデューサーとしては、何をすべきだとお考えですか?
河津 モノ作りというのは、ないものを作ることが仕事なんです。あるものを作っても仕方がないですし。「こういうものがあればいいな」と思ってるもので、まだ実際にないものを常に捜し続けることが大事だと思ってます。とは言っても、必ずしも新しいものがすべてとは限らないです。昔1度だけ通った道で、意外といまも何も生えてない場所があったりするものなので。新しいものというより、いまないものを作っていくということも大事じゃないかな。

 
この辺大好きですね。河津イズムですね。いきなり言い切っちゃってるでしょ、「あるものを作っても仕方がない」いいよね。最高です。みんなついてこいよ!!
こんなこともおっしゃってます。(マルシー・ファミ通
 

河津 ただ、現在あるもので自分たちが満足しているあいだは、作る必要がないと思っています。ユーザーとして遊んでる方が楽しいですし、それで十分と考えてますので(笑)。

フーンって読み流した人!?ここすごい皮肉だよ!?「ロマサガ4出せ」なんて馬鹿なこと言ってる人は、ずっとロマサガで遊んでろってことです。アンサガやらなくていいよと。俺の作る新しいゲームやらなくていいよと。こういう人(ずっと同じところにとどまってる人)が懐古趣味とあいまって今のユーザーには結構目立つんだな。そういう人は俺に言わせりゃ敵です、敵。
 
さてインタビューは次世代ハードの話に移り、河津氏はあんまりハード側にギミックを求めてないという話に。メモリは多ければ多いほどいいよなぁなんてことをおっしゃっています。

河津 いやー、あんまりデバイスとか、そういうギミックを使うのは得意じゃないですね。じつは僕自身は、とくに新しいもの好きというわけではないんですよ。携帯電話をすぐ買い換えるようなこともしないですし、案外保守的だったりしますから(笑)。ただ、普通なのは嫌なんです。みんなが新しいことをやっていたら、古いことをやってみたいとか、わりとヘソ曲がりの性格なんですよ(笑)

 
お茶目。河津さん河津さん、「普通なのは嫌」とか「へそ曲がりなんですよ」とか、そんなことは、言われなくともよくわかってますとも。ええ。
この辺の愛くるしさとか自分も見習いたいですね。
 
ということでうちで今新タイトル作ってますよっていう話が出てインタビュー終了。
直良さんが頑張ってるそうです。どんなゲームになるんでしょうね。
 
 
まぁ…今回のインタビューを総括すると
「降参した振り(みんサガ)をして地下に潜伏して虎視眈々と次の機会を狙っているぞ」
ということになりますね。頑張れ河津師匠。
 
インタビュー全文は今週号のファミ通に載ってます。お早めにどうぞ。
おわり