いちご110%

DVDに録画したまま忘れてた先々週の回が出てきたので視聴。出会い頭に胸を揉まれた女の子が、けがしておんぶとかされてる内に主人公のことを好きになっちゃった…というお話。
何にしても「妄想具現化アニメ(漫画)」これに尽きますねこのアニメは。
別に女の子がいっぱい出てくる「萌えアニメ」は他にも色々あるんだけど、普通だったら何かくっつけるんですよね。「ロボット」とか「変身」とか「鬱」とか「先生と生徒」とか「多重人格」とか。そういうのがないと企画として掴みが弱いですからね。
でもいちごはそれがないんですね。どうしてアニメ化されるに至ったか?というのは、それはジャンプの誌面構成を考えれば想像できますがまぁそれは置いといて。ただただ女の子が出てきて妄想シチュエーションをやってくれる。いちごから感じる「開き直り」感もそれが原因なのかもしれないですね。
原作者が女性っていうのが一部である意味免罪符になってるみたいですが(「モテない男の妄想炸裂だなw」→「原作者は女だぞ」みたいな)まぁだから何なのって話ですけどね。あくまで「男なら誰しもこんなシチュエーションの真ん中に居てみたい(そうだろ?)」という妄想を、吹き出してしまうほど真面目に再現してくれるのを、一歩引いた視点から「ケッケッケッ…」と乾いた笑い声を出しつつ楽しむ分にはとても面白いと思います。いちご100%
 
少し声優さんのことも書いておくかな。さつき役の小林さん、ちょっと頑張りすぎじゃない?(笑)絶叫告白シーンとか。でもその辺のやりすぎ感が小林さんの色なんだなぁ。きっと。さつきのルックス的に何となく豊口さんの声が聞こえてきそうなのは多分バーンナップスクランブルのせいだろうけど、豊口さんがさつきやってる姿は頭で想像できちゃって何かつまんないからこれは配役的に上手い発想の転換だなと言っておきます。