視聴者を笑わせることができる声優は上手い声優と言えるのかどうか。という問い

 
この問いには別に否定的な意味を込めているわけではなくて、そもそも「上手い」ってどういうことなのかという根源的な問題に対する一つの切り口なわけですが。どうなんでしょうか。(なんとなく子安さんをイメージしながら書いています)
 
考えていく上で一つ気をつけなくちゃならんのは、アニメが統合的作品だと言うことですね。やっぱり。脚本絵コンテ演出作画音響……声優。というように考えないといけない。果たして声優で笑っているのか?という疑問は残ります。ただ、声優だけをそのままにして、他の要素を他の人に変えてみて、それでもやっぱり笑えることが多いとなれば、それはやっぱり声優のせいなのかなと推測できます。
 
当然のことですが、ギャグアニメでキャラクターがおかしなことを言うときには、声優も視聴者を笑わせるようにして言わないといけない。換言するにこれは、「作品の意図を、声優が演技で再現しなくてはいけない」ということと同義です。その要求に応えることができるかできないかというのは、声優の能力に拠るところで、要求に応えられれば上手いし、応えられなければ下手、と主張することは割と容易い。それならば、「ギャグアニメにひとまず限定すると、笑わせることのできる声優は上手い声優」と主張することができそうです。
 
ギャグアニメに限らないとどうなるのか…うーん。
(シニカルな意味ではなく)笑わせる声優が、下手なのかというと、違う気がする。むしろ上手い、という方が自然ではあるけど…
 

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結局、上手いってどういうことなんですかね。(投げっぱなしEND)
 
※このネタはまた何か思いついたら書きます。m(_ _)m