今日からはじめるささやかな抵抗

 
声優ファンで、アイドル声優が嫌いな人ってたくさんいます。何?アイドル声優って。と思ってる。まぁ正直(もなにも)自分もその一人です。なんでライブとかすんの?あんた声優じゃないの?と思ってる。声優として評価したいのに…なかなか出来ないんですよ。声優オタクの良心がチクチクして。ほんで、どうにかして声優がCDを出したりする風潮に歯止めをかけられんかなぁと水面下で構想を練っていたのですが(水面下はうそです、今日思いつきました)こんなのはどうでしょう。
 
アイドル声優のことを、これからは声優アイドルと呼ぼう。」
 
どうですか?わかりにくいですか?
 
キーワードページにはこう書いてあるんですね。
アイドル声優とは、アイドル的な要素を持つ声優のことである。」
らしいです。でもこれ、間接的に肯定してるんですよね。声優のアイドル的な活動を。だから気に食わない。んで、鳥猫さんは声優アイドルと呼ぶことにした。
先に倣えばこうなります。
 
声優アイドルとは、声優的な要素を持つアイドルのことである。」
つまり「声優アイドルとは、声優もやるアイドルである」というわけです。
 
この話の良いところは、「本業声優」(声優が本業。専業声優とも言うが、わかりやすくするためにこう書く)の意味を曲げなくて済むところ。ここ大事ですよ。
 
アイドル声優という言葉からくる「本業声優」の意味は?
アイドル声優は「本業声優」の一部分(部分集合)である。だから間接的には、「本業声優」の仕事にはアイドル的活動も含まれる。
 
声優アイドルという言葉からくる「本業声優」の意味は?
声優アイドルはアイドルである。声優アイドルはアイドルでありながら、アフレコをやったりする。でもそれはアイドルとしてアフレコに参加するだけのことであって、彼女らはアイドルであるから、「本業声優」とは全く別の存在である。「本業声優」の仕事にはアイドル的活動は含まれない。

どうでしょうか。「声優」という言葉の持つ意味がクリアーになってきたのでは。だんだん「声優アイドル」使いたくなってきませんか?もう少しでとどめを刺せそうですが、残っている問題としては、具体的に誰が「声優」に該当しない「声優アイドル」であるのか、またそうでないのか、その境界がはっきりしないことです。(逆を言えば、そこまで「本業声優」が侵食されているということを示します)
 
 
…まぁ、とりあえず、今「アイドル声優」とか言われて平気な顔してる人に対しては、ひっくり返して「声優アイドル」と呼んであげることにしませんか?あんたは声優じゃないよという皮肉を、たっぷり込めて。
 
(追記)判定について
改めて考えれば当然かもしれませんが
「この人は声優アイドルか、そうでないか」
を論じるより、
「この人はアイドル声優であるか、そうでないか」
を論じた方が早いです。こっちの方が使い慣れてるから。
そのあとでひっくり返してあげればいいと。
 
キーワード「声優アイドル」作ってみました!
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c0%bc%cd%a5%a5%a2%a5%a4%a5%c9%a5%eb