今日のはみだしコーナー

A役とB役のイメージが繋がらなくても、間を繋ぐC役があればA-C-Bと連結できます。そうやってイメージを一般化させて、応用が効くようにする(つまり他の役を耳にしたときにその人だとわかる)手順が「声を覚える」ってことなのかなと。
 
これは、飽くまで声優ウォッチャーのたしなみなので、こんなことをしたからってアニメが面白く映ることはないです。作品にとって、声優さんの演技というものは、その作品の中で完結しているのが当然です。
 
もっと言えば、誤解されがちなことですが、「色んな声が出せる人」は上手くて「同じ声しか出せない人」は下手だと言いますが、それは声優を中心として見たときの考え方であって、作品を中心として見れば必ずしもそうではない。(役柄上、色んな声を出す必要がある場合を除けば)一つの作品で色んな声を出す必要はないですから。作品側が声優に要求しているものは、「キャラクターを魅力的に演じて見せてくれること」であって、これは直接には「色んな声を出せること」と重ならないんですね。誤解されがちですが。
 
はみだしのくせに長くなりそうなのでこの辺にしときます。