何気なくTVをつけていたら、ちょっと面白いTVコマーシャルをやっていました。パイオニア製カーナビ「カロッツェリア」のCMなんですが。
──夜、車道を走る白人男性。デート帰りらしく、頬にキスマークをつけて浮かれ調子。すると男性に「いいことありました?」と声をかけるカーナビの精らしき小人3人組。なぜか3人ともその男性にそっくり。コミカルな調子で、カーオーディオを選曲したり、渋滞を予想したり。ナレーション「カロッツェリアサイバーナビ。家でも使える。」
と言った感じです。面白いのは、このCMの声を声優の 江原正士 さんが一人で全部担当されてること。パッと聞きだとよくわからなかったりするんですけど、繰り返し見ていると、車を運転してる男性、カーナビの精、ナレーションの声と、三者三様の演じ分けが感じられて面白い。やっぱりこういうのは声優の本分かなと思います。
先日はたと思い立ち、図書館で雑誌「広告批評」のバックナンバーに目を通してきました。ご存知ない方も多いと思いますが、「広告批評」というのは、話題になったCMたちや、広告業界に携わる人たちの記事を集めた雑誌なんですね。声優の話抜きにしてもテレビっ子の鳥猫には結構面白い雑誌なんですけど、今回の目的は能登麻美子さんの名前を見つけること。最近TVCMでよく彼女の声を耳にするので、名前が載ってないかな〜と思って調べてみたわけです。「今月の新作50連発」というコーナーに、せせこましい文字で「t:だれだれ」「na:なにがし」などと書いてあります。tはタレントの略記で、naはナレーションの略なので、naのところに目を通すわけです。結果から申しますと、過去5ヶ月分の広告批評には、能登さんの名前は載ってなかった。残念。DAKARAの小便小僧、間宮くるみさんの名前はありました。周知の事実ではありますが活字でハッキリ書いてあるとちょっと面白いですね。他にも郷里大輔さんとか、黒田崇矢さんとか、声優畑の人らしい名前が、4分の1くらいかな?思ったより少なくて、結構業界間の競争が激しいんだなぁと思ったことでした。