鳥猫が声優ファンになったきっかけは何だろう…とよく考えます。最初のきっかけはドラゴンボールか、と長い間考えていましたが、何だか腑に落ちない。しかしこのたびついに思い出しました。それも寝入り頭に。今起きて慌てて書いています。
常田富士男さんと、市原悦子さんと言えば、ピンと来る方も多いのではないでしょうか。そう「まんが日本昔ばなし」です。間違いなくこれですね。いやぁ、めでたく思い出せました。
このアニメは1975年から20年の長きに渡って放送された番組なのですが、オムニバス形式が悪かったのか何なのか、懐かしアニメ系の番組でもまず取り上げられませんし、話数の多さからか、再放送するよという話も聞きませんし、アニメファンのあいだでもほとんど名前の挙がらない作品なのですが(はてなのキーワードにも登録されてない…)。やっぱり皆さん一度ははまったことがあると思います。
鳥猫も類に漏れず、物心ついた頃から見ていました。土曜七時の楽しい時間。「ぼうや〜よい子だねんねしな〜」のテーマソングとともに、真っ黒い背景にうねる竜。竜の首に乗っかっている無愛想な幼児の手にはでんでん太鼓が握られています。
声優云々の前に、「物語の面白さ」みたいなものを教えてくれたのがこの作品だったと思います。たくさんの寓話の中に、似たような話がありつつ、ちょっとずつ話が違ってたり、ハッピーエンドだったり、そうじゃなかったり。最近はあまり歓迎されなくなった不条理さみたいなものが作品に根ざしていたのも印象深いです。
そして、幼い頃のある日。父親から告げられた一言でその後の人生が大きく変わってしまった…。
まんが日本昔ばなしの声は、おじさんとおばさんが二人で全部やってるんだよ』
まだそのころは声優なんて言葉も知らなかったし、すごいなぁ!とも思わず、ただただぽかーんとしていた記憶があります。そんなきっかけがあったから、続けて見ていたドラゴンボールではキャラクターたちの声を覚える、ということをすんなりやっていたんでしょうね…。
 
さて、長い前フリになりましたが、今日ご紹介するのはマシュマロ通信よりサンディパパ役の飛田展男さんです。Zガンダムの主役・カミーユ役ほかで有名な声優さんです。以前にも紹介しました通り、マシュマロ通信はレギュラー声優さんがチョイ役もこなします。そしてその中でも飛田さんは毎回特に出番が多いです。老人役にミュージシャン役、占いアシスタントにお天気アナウンサーに大物音楽プロデューサー、ミモザ先生の男、etc…そしてサンディパパにナッツと、メインキャラもニ役こなします。まさにこれは往年の常田富士男じゃないかぁ!と思い立ったわけですが、言われてみれば「ときたふじお」と「とびたのぶお」、なんとなく響きも似ています。それはまぁ冗談ですけど、今週のマシュマロ通信はサンディパパメイン回。日ごろからやばいくらいに童心を忘れないサンディのパパ。そのパパの秘密についにメスが入るというお話でした。サンディならずとも、パパさんの「ブゥーーーンーーー(おもちゃの飛行機で楽しげに遊んでる様子)」には、そのあまりのチャイルドっぷりに不安になるはずです。
お話の方はというと、パパさんはその天性のセンスを活かし、おもちゃ会社でおもちゃ開発のモニター/アドバイザーをやっていたらしい。なるほど。
そんなこんなで毎回楽しんでるマシュマロ通信ですが。これからどんなエピソードが見られるんでしょうか。長崎にちかぢか出現するというマシュマロタウンにもどうにかして行ってみたいなぁと画策中。「やぁ、マシュマロタウンにようこそ。ぼくクラウド。」なんて、会場でしか聞けない音声とか聞いてニヤニヤしたいですね。(オタクですいません。)