野球狂の詩

漫画喫茶で読んだのだけどこれがかなり面白かった。
迷わず「引っ越したら集める漫画リスト」入りですよ。
と、言っても水原勇気編しか読んでいない軟弱物です。水島新司ファンに怒られますね。
 
プロ野球史上初の女性選手、という設定で30年近く前に描かれた漫画が、今読むと味わい深いんですよ。今でこそ二次元(特にアニメ)の世界では戦闘力の面から見ても「女>男」みたいな図式が出来上がりつつありますが、それって結局ある種のニーズに応えてるだけなわけで。って言ったら極端かもしれないけど、ここしばらく萌えアニメが勢力を大きく伸ばしてきたこととは切り離せない事象だと思われる。
 
しかし30年近く前に描かれた野球狂の詩水原勇気編には当然そのような文脈は存在しないわけで、それゆえ純粋なんです。「萌え」が。(結局それかよ)
 
もちろん野球漫画としても面白いのですが、ジャンル的にそんなに飢えてないというのが率直なところだったりします。なので少々乱暴ですがこのblogの結論としては「水原勇気編は萌え漫画」ということでひとつ。(^^;
 
単行本の表紙が見れるページ
http://ninachan.hp.infoseek.co.jp/comic/mizushima_comic.htm