SAMURAI7感想第二部・声優編

一日目に「富野アニメの影響下にある」なんてなまじまとめたことを書いちゃって、そのあとだんだんずれ込んできて冷や汗かいてたんですが、まぁ作品自体の感想だけ書いてばっくれるのもありですが、やっぱりちょっと付け足しとこうかなと思います。
 
キャスティングが富野アニメ的というのは修正する部分ではないのですが、付け加えるなら声優の演出とか、チームのカラーが富野アニメよりももっと今のアニメよりなんだね。特にシリーズ中盤はコメディパートが続くのですが、これが富野アニメだったらもっとのっぺりしてるはず。のっぺりってどういうことかというと…シリアスなパートとコメディパートが連続的で、起伏もあんまりない。全体としてみると、シリアスより。ってことかな。SAMURAI7も前半まではそういう風に演出されてるんだけど、中盤から感情の起伏が大きくなってきて、シリアスはシリアスで、コメディはコメディでっていうのがはっきりしてきて、今のアニメっぽくなるのね。まぁそれが良いか悪いかはないですが、時代劇であるがゆえの無骨さみたいなのはあまり感じられなかった。ラストは状況が状況なだけにどシリアス展開なんですが、声優の演出としてもも〜〜〜一押し暗い部分を見せて欲しかったなと思います。
一人一人で見ていくと結構「いいナァ!」って思うんですけどね。ちょっと、欲張ってみました。
 
 
ファンにおすすめ度
折笠富美子ファン…☆☆ 美少年を手玉に取る魔性のヒロイン(悪気はない)が楽しみたいならこれだ
斎藤千和ファン…☆☆☆ ちびっ子。「コマチかわいいなぁ…」と思わず10回は漏らすこと請け合い。
朴璐美ファン…☆☆☆☆ 美少年。可愛いだけじゃない。侍見習いとして奮闘。ときに暗黒面に落ちるぞ。
稲田徹ファン…☆☆☆ 骨太の風来坊。オカマあり。途中で死んじゃうけど…存在感がすごいぞ。
その他にも個性的な人たちが沢山出てるので、見てくださいよと。