つぶやき

今回のロマサガリメイク(敢えて略さない)をやってて思うのは、ああ、アンサガのLPダメージって今考えてもすごい発明だったんだなぁ、ということだ。今回のロマサガにはシステム自体は残っていないが、モンスターが倒れる時点で表示される赤文字の「1」がその名残だと言うことができる。アンサガをやってない人にはあの赤文字の「1」はどう映っているのだろう?
アンサガが発売されたころに「LPダメージシステムがわかりにくい」という声が多く聞かれたようだが、それは自分に言わせれば単に旧来のRPGのシステムとの違いに戸惑っていただけで、LPダメージシステムというのは慣れてしまえば直感的にわかりやすい優れたシステムだ。
いわゆる「HP」とは別に、命に関わるコアとでも言うべき「LP」が存在する。HPはLPを守る脂肪のようなものであり、HPが減ればLPにダメージが及びやすくなる。ナイフや弓のような尖ったもので突き刺せば、HPが多少残っていてもLPにダメージが及ぶし、体術や打撃武器では表面にダメージを与えるばかりでなかなか中枢までダメージが及ばない。っとこういうわけである。たかが数字遊びでしかないはずのものにこうも直感的で体感的な「感触」を感じさせるLPダメージシステムというものに自分は感動したし、だからこそ3年近くたった今、そのシリーズの最新作をやっている今もこうしてその感触を思い出すのである。
自分は今回のリメイクをとても気に入っているし、実際こうしてお猿さんのように遊び倒しているけども、ああ、これであれがあったらもっと良かったのにな、あれではもう遊べないのかな、っという残念な気持ちも少しだけある。特に、LPが10はあるかという、巨大な魚類モンスターと戦っているときなどはそう思う。