パンジー来襲。スパイス効きすぎ。もうAパート終わった時点ですでに頭が麻痺してましたけど。
商売上手で、世渡り上手で、よくしゃべるってのは世間一般でいわれるところの関西人の特徴を思いっきり描写してみましたってことで良いんでしょうか。しかしなぜマシュマロタウンに関西人のパンダが、ってところに全く触れる様子がないのは何でもありのこの作品らしい。
鳥猫さんは世渡り下手な方なんで、クラウドの方にぐっと気持ちが入ってしまった(よくしゃべるパンジーの隣で、頭に買い物かご乗っけて黙ってるクラウドとかたまんないですね)けども、パンジーにも世間の人気がないというウィークポイントがあって、なんかいつも必死だという、バランスの取り方が上手いですね。パンジーも可愛いと思うんだけど。
 
声優ネタ
パンジーは案の定植田さんでした。実のところ、予告で見当はついていたと言え、同じ関西弁の蜜柑(@学園アリス)ともだいぶ違うんで(特に声のトーンが一段高くなるところとか)最後まで疑ってかかってました。下屋さんももしかしたら関西弁しゃべれるんじゃないの…と。でも最後のところバイオレットとセリフが被ってるので植田さんで間違いないと思います(双子のことは知らん)
 
よく、「アニメに出てくる関西弁は嫌い」って言われますけど、鳥猫さんも関西の出身ではないのでハッキリとはわからないけども、パンジーなら受け入れてもらえそうな気がしてます。よくある関西弁キャラとパンジーが何が違うのかというと、普通のキャラって、関西弁であること自体に意味とか必要性がないんですよ。記号の付加、っていうのかな、めがねっ子、とか、幼馴染、とか、お金持ちのお嬢様、とか、そういうのと同列に、関西弁、という記号が存在している。だから関西弁という記号を取ってもキャラクターそのものは成立する。ただの人になっちゃうけど。そういう意味合いで言えば、蜜柑の関西弁も聞いてる分には面白いけど、正直、それ自体にはそんなに意味がない。
 
で、パンジーの場合は、なぜかパンダだけども「関西人ってこんな人」という描写を丸々一話使ってやってるわけで、「関西人だから、関西弁をしゃべる」という論法なわけです。つまりキャラクターの頭の中身とか行動原理のレベルから組み込まれてる。だから関西弁という記号は容易には取り除けない。
 
もうひとつ注目したいのは、植田さんがパンジーに声を当てる際に、脚本のディティールっていうんでしょうか、細かい言い回しをだいぶいじってますよね。あれが全部、台本段階で文字になってたら正直ものすごく読みづらいと思う。
わかりにく〜い引用をするなら、某グリグリとか言うゲームの轟先生って人は、広島弁をしゃべるんだけども、表示されるメッセージと実際しゃべってるセリフが違うんですね。ライターの人はそこまで手が回らないから、声当てる人がいじってると。それと同じ話だと思います。
ただ、アニメとゲームが違うのは、アニメは絵コンテは出来上がってるわけで、そんなに大幅には長さを変えられないという点では、アニメの方が難易度は高そうです。そのうえで関西人をひとり演じないといけない。これはだいぶ骨の折れる仕事だと思いました。お疲れ様です。
 
まぁ、今日の話が特別凝ってて、これから出てくるパンジーはだいぶマイルドになってそう、というのが鳥猫の予想ですね。