近藤隆さんの巻

天上天下にクズ男役で近藤隆さんが出ていました。
クズ男ですよクズ男。クズみたいな男だからクズ男。先生にあだ名付けられてるし。おまけに数合わせのためにぼこられて無理やり柔剣部入れさせられるような言いなりキャラ。その代わりちょっと顔が良くてロンゲ。
原作は読んだことないのですがすごいキャラが出てきたなと思いました。
 
で、クズ男に声を当てているのが近藤隆さん。WOWOW無料枠で去年の春〜秋に放送していた「スクラップド・プリンセス」のレオ役で彼の名前を覚えました。(写真)
 
レオの素性はこんな感じ:どこぞの偉い騎士のボンボンで世間知らず。逃避行を続けるヒロインのパシフィカとひょんなことから知り合い、いきなりプロポーズしてフラれる。キザキャラのようでキザ度が足りず、頼りになるパシフィカの兄姉と比べると剣の腕も足りず、何で居るのかよくわからないが、相手にされないながらも何とか役に立とうと付いてくる。パシフィカのことをしたたかに諦めずに居たが恋敵があらわれてどん底に叩き落とされる。最後に笑うのは誰だ!?決め台詞は、置いてきぼりを食らったときの「パシフィカさぁ〜〜ん!?」
 
そんなキャラです。クールなキャラが多い中で、一人よわっちいのが応援したくなる理由かもしれません。
近藤さんの声の感じとしては、同じアニメに出ていた水島大宙さんとか、あと天上天下にも出ている保志総一朗さんとかに近いんですが、彼らよりもっとくせがなくて、くせがないのがくせか、料理に例えるなら薄味ながらも品のある京料理と言った感じで、鳥猫はとても気に入っております。レオは基本的にはへなちょこキャラですがたまにシリアスもやれるしその辺は抜かりありません。
 
近藤さんは外画吹き替え等の仕事が多いらしく、レオのあとは声を耳にする機会があまりなかったのですが、今回のクズ男。
過剰に期待しています。聞いたところによると、必殺技とかも持ち合わせているそうですが。すごいね。クズ男なのに。
 
メインは有名どころで固めたなぁ、という感じの天上天下ですが、地味に脇のキャスティングが光ってます。
過去にはサーガマスクの三宅健太さんとか、竜崎の浜田賢二さんとか。今も出てますけど五十鈴の寺田はるひさんとか。おっ!?と思うような使われ方をしていて結構勉強になります。(何のだろう)