ケロロ軍曹相変わらず楽しみにして見てます。こんなblogやってる者にとってもなんかこう声優さんだけ取り立てて書くのが失礼なくらい他のとこも良いっていうか、ギャグアニメなのにこんなにしっかり作ってあっていいの、なんてひねたことを考えたりもしますが。やっぱり面白い。(たまにハズレもあるんですけど)
 
ケロロの声優陣というか、キャラクターの声というのは、割と通りが良くてくっきりはっきり聞こえてきますし、まぁギャグアニメですからそれが普通かなとも思います。でも、ただ単にいつも前面に出てくるだけじゃなくて、空気読んで引っ込めるところは引っ込めるという。今日はそこのところでメリハリが効いてたなと思います。
 
ケロロとモアが漫才をやってるシーンを見返すとよくわかるんですが、
・「青空ケロ子でぇ〜す」「海原モアでぇ〜す」
(このカットは普通にキャラを見せてる→この距離感がデフォルト)
・「二人合わせてハルマゲド〜ン」
(ギャグ絵と一緒にSEを入れて音声は軽くフェードアウト→ギャグ絵を見せたい)
・「そらあんた宇宙のかなたでんがな」「ケロリン」「ハハハ…」
ケロリン、は薄く入れる→観客をパンしてウケてる様子を見せたい)
・「かわいそうに…こりゃ優勝だなぁ」とサブローがネタ晴らし。
(ステージのケロロはサブローのセリフの後ろの方に聞こえてて何言ってるかわからない→サブローが主でケロロはSE扱い)
・「モアくん全く君ってやつは…」「すいませ〜ん」「ハハハハハハ…」
(軽くステージに戻すが実際に見せたいのは大ウケの観客)
・「さすが宇宙漫才界にこの人ありと言われたワガハイ…」
(一見漫才のセリフのようだが実際はケロロの心理描写のセリフになってる)
・「その後も、テンポの良い小ネタを積み重ね、着実に笑いを取っていくハルマゲドンの二人、…」
藤原氏のナレーション。ケロロが優勝商品に気づく→次のシーンへ)
 
こうやって見てみると実際かなり計算高いことをやってます。ケロロ軍曹。カットごとに見せたいものが違うので、いつも100のしゃべりではだめだと言うことでしょうか。この辺のトータルバランスを取るのは音響監督さんの力量に拠るところが大きいと思いますが。
 
ところで、ケロロを他のことしながら「ながら視聴」するのは結構しんどいですが、その点「シノブ伝」は声優さんの声のボリュームがだいぶフラットなので、声だけ聞いてても平気なんですが。それは良いのか悪いのか、どうなのか。両方同じくらい好きですけど。
 
で、今日は本当は何が言いたかったのかというと、ケロロ役のナベクミさんすごく上手いしほんとプロ中のプロだなって思うんですけど、空気読むのが上手くて彼女自身裏方に徹してる感じがすごくするのでなんかこう「ナベクミさんって上手いよなぁ!!」って声を大にして言い辛いとこがある。んですけど。やっぱり上手いですよ、ナベクミさん。
渡辺久美子さんのことですが親しみを込めて呼ばせてもらってますm(_ _)m