BS2に「熱中時間〜忙中“趣味”あり」という番組があります。「熱中時間」なんてなんとなく響きの良いタイトルですが中身は「いい年したマニアを晒し上げる番組」。ていうと卑屈すぎですか。これまで取り上げたネタはラジコン、フィギュア、ロッククライミング、鉄道など。「熱中人」というのは番組の造語で、要は「何かに熱中する人=マニアな人」のことです。
今日のターゲットはミュージシャンで鉄道マニアの向谷実さん。鉄道というのもポピュラーなネタですが、向谷さんは車体から発せられる“音”に拘る鉄道マニアだそうで、趣味が高じて車内BGMの作曲や、トレインシミュレータなども製作してらっしゃるそうです。http://game.goo.ne.jp/contents/news/NGN20021028exp03/
ヘッドホンにマイクを構えて駅の構内を走る向谷さん。モーターの音を録音しているらしい。構内放送と発車が重なると「音が被っちゃった〜」とガッカリ。マニアですねぇ。そんなことを全国津々浦々回ってやってるそうです。楽しそう。
…要は何が言いたいかというと「よくわかるなぁ〜」ということなんですが。「モーターがドレミファソラシドに聞こえる」と言われてもよくわかりませんが、それだけ熱心に聴いておられるのはわかるし、列車がホームから出て行ったあとに恍惚とした表情でマイク握ってる気分もよくわかる。マニアックさって要するに「他人にとってはどうでもいいところから自分は何かを感じ取れる」みたいなちょっと屈折した優越感だと思うんですけど。でも自分の中にだけ溜めておけず、つい人にしゃべりたくなるみたいな。そういうのってよくわかるし、誰にとっても大事だと思うんですよねぇ。皆さんはどう思いますか!?鳥猫はまだ遠慮しているところがあるのでもっとはじけたいです(笑)。
〜〜〜〜〜〜〜
ところで、「熱中時間」のナレーター、複数の方が担当されてますがその中にあの「シノラー」こと篠原ともえさんがいます。奇抜なファッションと強烈なキャラクターで一世を風靡した彼女、最近はナレーションもしているようですが、皆さんはどんな語り口を想像しますか?あの鬱陶しいしゃべり方を想像された方も多いと思いますが、なかなかどうしてぜんぜん違います、「熱中時間」のナレーション。「穏やかな語り口、きれいなイントネーション、はしばしに見える女性らしさ、微かにかすれたセクシーな声」…すごい!別人です。確かにあのキャラは無理無理だと思って見てましたが、こういうビックリがあるから声優ウォッチは止められません。(今回はナレーションだし声優でもないのですがまぁ“声の仕事”という広い括りで。)
〜〜〜〜〜〜〜
声優さんのナレーションって探せば結構あるんですけど探さないと見つからないというか、一般的な声優ファンからもあんまり意識されてないようなところがあります。レギュラー番組をいくつも抱えてる人でも「あの声優どこ行った?」とか言われたりして。声優さんがみんなコミカルなナレーションをしているわけじゃないし、むしろ地味な印象を受ける場合が多いのですが、そこを何とか耳をそばだてて、何かを感じ取って欲しいなぁとか思ってみたりするのですが。どうでしょうか。さらに考えを一周させて、その食指を芸能人とか非声優系ナレーターのものまで伸ばしてみたりとか。まぁ言ってる本人もどこまで本気かわかりません。あと武田祐子アナの「もしもツアーズ」はちょっと声優を意識しすぎだと思います。