KURAUの1stインプレッション

7月期の新番組一発目、「KURAU Phantom Memory」を見ました。このblogで新番を扱うのは実ははじめてでちょっと勝手がわかりませんが適当に書きます。
まず番組全体の印象として、あんまり声優のウェイトって高くないのかな、と。作画に定評のあるBONESらしく、まずキャラクターの表情で見せていて、セリフはキャラクターがポン、ポンと口に出すという感じでセリフ(台本)自体にあまり情報量がない。(よく言えば説明セリフが少ないってこと) 同じBONESの「絢爛舞踏祭」と比べても、あっちは割とコメディ色強めで声優さんたちがハキハキしゃべりますけど、「KURAU」は割としっとりと抑え目な雰囲気ですよね。「情報量が少ない、感情の起伏が少ない = 声優オタク的につまらない」というわけではないのですが、まぁその分こちらも感度高めてかないとだめですよね。加えてBGMが結構自己主張強かったりして、あんまり耳に入ってこないのですが。どうでしょうか。
 
いきなりネガティブなこと言ってますが、続いて出演声優陣のチェック。
主人公のクラウは川澄綾子さん。天性のヒロイン声の持ち主で、演技力についてはあまり語られなかったり、そもそも演技力が必要なのかと言われるくらいの人気声優ですが、「KURAU」の演技、演出を見る限り、今回は明らかに「演技力」を求められての起用ですね。爛漫な少女クラウと、ミステリアスな存在リナクスの二重性。鳥猫的に掴みはオッケーなのでどんどん行ってほしいです。
お次はクラウの仕事仲間、マイク。おどけた感じのあんちゃんを演じるのは川島得愛さん。川島得愛さんといえば「モンキーターン」の主人公、波多野憲二ですが、マイクはキャラも演技も全然違います。レギュラーっぽいのでこれからに期待できそうですね。抑え目の雰囲気の中で割とよくしゃべるキャラでもあります。
さらにクラウの仕事の世話をするオッサン役に立木文彦さん。立木さんの演技は少ないセリフの中にも情報量が多い。声の微妙なかすれ具合もいかしてます。
他にも、お手伝いのおばさん役で一城みゆ希さん、研究者役で飛田展男さんなど、このblogでも紹介したことのある声優さんが出演されていて、なかなか好印象なんですが、鳥猫としましてはもっとドーン!とインパクトくれてほしいです。(最後が擬音かよ、、)