ふしぎの海のナディア」面白いですね!リアルタイム時に飛び飛びで見て以来、BSの再放送を何度も見て育った鳥猫ですが、今見てもちっとも飽きません。テンポの良いストーリー展開に、魅力的なキャラクターたち。ネオアトランティスとのカッコイイ戦闘シーンなどなど、語るに尽きませんがやはりここは声優のお話を。
「ナディア」のキャラクターたちをおおまかに分けると、ちょっとやかましい「動」のチームと、物静かな「静」のチームの対比構造が見てとれます。 
 (動)      (静)
ジャン     ナディア
ランディス エレクトラ
サンソン   ネモ
ハンソン   ガーゴイル 
割とキャラクターの性格がはっきりしているし、声優陣の演技も的確でわかりやすいので、シーンによって「動と静」のキャラクターのかけ合いだったり、「動」チームが場面を支配したり、またその逆だったりと言った感じで、場面ごとにメリハリが効いています。一方で、いつも「トホホぉ〜」と言ってる三人組がたまにシリアスな顔すると、また雰囲気が締まるんですよね。「エヴァ」で一躍超メジャー監督となった庵野秀明監督の、演出家としての力量もうかがえます。
 
さて、3人組のボス、グランディスと言えば、良く言うといつも一生懸命、恋に生きる女性で、悪く言えば「ちょっと勘弁してよねぇ」というくらいけたたましい人です。グランディスを演じる滝沢久美子さんも、きっと当たらずとも遠からず、そんな人柄なんだろうと鳥猫は勝手に想像していたのですが。
最近BSで見た「牧場の少女カトリ」を見てイメージががらりと変わってしまいました。滝沢さんの役柄は、主人公のカトリが住み込みで働くことになるクウセラ屋敷のロッタ奥様なんですが、奥様は気品があって物腰柔らか。幼くして雇い人として働くカトリを、わが子のように本当に可愛がり、色々と面倒を見てくれます。カトリに優しく話しかける様子があんまり自然なので、同姓同名の別人なんじゃないのと疑ってしまうほどの変貌ぶりです。ここまで来るとグランディスがどうとか本人の性格がどうとかさっぱりわかりませんね。声優おそるべし。
BSの「牧場の少女カトリ」はシリーズの頭からまた再放送してまして(月〜木の午前に放送)、ちょうど来週あたりからロッタ奥様が登場しますので、BS見られる方は是非ともチェックしてみてください。

最後にまた「ナディア」の話に戻るのですが、関俊彦さんが乗組員フェイト役を演じた15話は、15話を見たことない人もある人も、ナディアを見たことない人も必見です。今日が第12話だったんでもうすぐですね。