稲田徹 さん (ボス/デカマスター@特捜戦隊デカレンジャー)

今日は「特捜戦隊デカレンジャー」から、ボス/デカマスター役の稲田徹さんを紹介します。(とおる さんではなく、てつ さんです。覚えてください。)「えーっ、なんで特撮?」と思う方もいらっしゃると思いますが、声優好きからみると結構特撮って美味しかったりするんです。今回はその辺コミで紹介できたらと思っています。
ボスを知らない人のために簡単に説明すると、彼は5人のデカレンジャーを束ね、宇宙警察・地球支部を統括する、アヌビス星人(犬人間)です。以前までは鳥猫も「偉そうなことばっかり言ってんなーコイツ」と思っていたのですが、エピソード13でイメージが豹変。かつて宇宙の犯罪者たちから「地獄の番犬」と恐れられていたことが明らかになり、そして本人もそれを示すかのように、仲間の危機に6人目の戦士「デカマスター」として参戦。その力をまざまざと見せ付けました。バックに流れるささきいさおさんのバラード。「口うるさいオヤジ」から「頼りになる歴戦の猛者」への転身。なんとも美味しい役です。
役柄が美味しくても、役者の演技がそれについていかないと、説得力が出ません。その点、稲田さんの演技は迫力十分。腹の奥底からこみ上げてくる台詞の一言一言は、そのまま名台詞になってしまいそうな勢いです。デカレンスタッフの執念のこもった殺陣演出も働いて、デカマスターは一躍人気者に。良かったなぁ、デカマスター
今期の稲田さんといえば、絢爛舞踏祭のリッチ艇長。うだつのあがらない中間管理職みたいな青年を演じています。デカマスターとリッチ艇長、声が同じだとわかっていても、それでも「???」が頭に浮かぶくらい、イメージがかけ離れてます。今こうやって書いてても、実は名前だけ同じで違う人なんじゃないかと(上手いって言いたい)。そんなことはないんですけど、これから注目していきたい声優さんです。
稲田さんのこれまでのお仕事だと、三國無双(PS2)の呂布役が有名らしい。デカマスターがepi13で雑魚100人斬りしたのもその影響か…なんて噂も。あと、∀(ターンエー)ガンダムのハリー・オード役とか。見てないんですよねぇ。悔しいなぁ。クロ高の前田は見てましたけど、すいません。レーダー反応せず。