声優は、タレントである前に、一スタッフであると

自分の考えではそうです。スタッフという言葉が直感的に分かりにくければ、アニメにおける「アニメ監督」や「アニメーター」「脚本家」「演出家」「音響監督」「音楽担当」…。「声優」とは、そういう人たちと同列の存在である、と置き換えても構いません。これはアニメに限らず、吹き替えやナレーションにおいても同じことが言えます。
 
そういった定義をすれば、そこから「声優を語る」「声優を評価する」という意味もおのずと見えてきます。アニメを見て、監督の好き嫌いを語るように、脚本の良し悪しを語るように、声優を語れば良いのだ、というのがこのblogの大前提です。
 
近年、有名芸能人が声優に挑戦することが、一種の宣伝手法のようにして広まっていますが、その一方で、声優のタレント化という流れも我々は見逃してはいけません。タレント化とはすなわち、「容姿が良い」「歌が上手い」「性格が良い(キャラクターが面白い)」と言った要素が重要視されるということです。
 
しかし、皆さんに今一度考えてもらいたい。アニメを見る際に、脚本家の性格を気にしますか?アニメーターの容姿を気にしますか?そうはしないのではないでしょうか?脚本家は、面白い本を書くのが仕事ですし、アニメーターは、絵で魅せることが仕事です。それでは、声優の仕事とは何でしょうか?
 
声優の在り方が多様化しているように見える今日でも、「声優」という職業が本質的に持っている「声を当てる」という仕事、それについて回る性質というのは変わらないはずです。それを一声優オタクの視点から見つめなおすのがこのblogの目的、と言ったら、大げさかもしれませんが。
 
 
他注意書き
・アニメが大好きなのでアニメの感想+声優の感想というスタイルが多いです
・ゲームも好きなのでたまに長文を書きます(主に家庭用ゲーム)
・たまにネタにつまって更新が滞ります
・なるべく丸い文体で書こうと思ってますが基本的に口(性格)が悪いです、気を悪くなさらないよう…
 
以上ですm(_ _)m
 
2005/9/27